コラム
2024 / 05 / 14
地方共有馬主と一口馬主のメリットデメリット
ブレイクホースチャンネルさんに出演した際のテーマ「地方共有馬主」と「一口馬主」のメリットデメリットをまとめてみました!
この記事はどちらの方が良いと優劣をつけるのではなく、それぞれの楽しみ方を見つけていければなと思います!
一口馬主編
まずは一口馬主ここでは、社台サンデー、G1サラブレッドクラブなどの40口クラブを中心に考察していきます。
一口馬主(40口)になる方法
社台・サンデーレーシングのホームページにアクセスし、募集カタログを取り寄せてください。あとは、申込書を書いて送るだけです。審査があると書いていますが、落ちたという話は聞いたことがないのでおそらく大丈夫だと思います。
一口馬主(40口)にかかる費用
最新2024年社台系40口クラブの募集金額つまり馬代をまとめたのがこの金額。馬代として35万円から250万円の費用がかかる。平均値を取るとサンデーレーシングだと125万、その他クラブだと75万円のイメージ。
次に維持費。まずは会費が月3000円。次にランニングコストが慣らすと月15000円くらい。つまり、月のランニングコストは2万円のイメージ。
さらに費用とは関係ないが、馬が賞金を稼いだ時に営業者報酬という成果報酬が3%かかる。
まとめると馬代100万円に月の維持費が2万年ほどかかる。仮に4歳12月まで現役を続けた場合、172万の費用がかかる。
地方共有馬主編
地方共有馬主になる方法
一口馬主と違い地方の馬主資格を取る必要がある。ちなみに、申請してから承認されるまで半年以上かかる。
条件は「原則として直近の所得が500万以上あること」。所得500万は年収で言うと700万強くらい。これは、おそらくちょうど40口クラブの出資ができる所得層のイメージをしてもらって大丈夫だと思う。
地方馬主にかかる費用
まずは馬代。もちろんピンキリではあるのだが、、、
●中古馬の場合は5~15万
地方の共有はサラブレッドオークションで購入してきたいわゆる中古馬も可能。なので安い馬だとうまポイオーナーズで募集中のエリクシールのように5万円とかで募集されているケースもある。ただ、最近サラオクの価格も高騰しており10万〜15万くらい。
●新馬の場合は20万~100万
新馬の場合は、セリで購入してきた馬に育成費を乗せて募集、もしくは庭先取引や自家生産の子馬を募集する。共有は地方の補助金が使えないので安くても20万、平均50万くらいのイメージ。
●維持費は南関東で2万くらい
維持費いわゆるランニングコストは南関東で2万円くらい。これに会費がかかるので2.2万円くらいのイメージ。仮に4歳12月まで現役を続けると129万円のコストがかかる。
さらに、一口馬主同様3~5%の営業者報酬がかかる(うまポイオーナーズは無料)
費用だけを比べると
当然中央なんで馬代は高い。ランニングはほぼ変わらないと言うのが結論。つまり、費用面で言うと40口クラブに入会できるのであれば地方共有馬主にもなれる。
ここからは項目ごとに一口馬主と共有馬主を比較してみよう。
1,賞金の回収
一口馬主>地方共有馬主
上記の費用で計算した時の、馬代と4歳12月までのランニングを稼ぐために必要な賞金は以下になる。
一口馬主が約1億500万円(172万×40口÷0.65)
地方共有馬主が4000万(129万×20口÷0.65)
ま、中央で1億500万稼ぐのと、地方で4000万稼ぐのだとどうだろう?
もう少しわかりやすくするとサンデー4000万の馬が重賞で活躍する確率と、オーナーズの運営が手に入れた馬が地方のAクラスで活躍する確率。個人的にはサンデー4000万の方が可能性は高い気がする。
2,気軽に会いに行けるか?
一口馬主<地方共有馬主
結論、一口馬主も地方共有馬主も馬に会いには行ける。
ただ、一口馬主はファンドだけど、地方共有馬主は馬主。
なので、地方共有馬主は調教や厩舎での様子を見ることができる。また、先生にもよるが地方の方がフレンドリーで気軽なイメージはあり「気軽に」と言う意味では断然地方共有馬主。
3,所有馬の知名度(名誉)
一口馬主>地方共有馬主
これは中央の馬と地方の馬を両方持っていて本当に感じる。地方競馬の馬は思っている以上に認知が低い。
それこそ、交流重賞に出てくるくらいの馬じゃないと、中央競馬ファンは「?」となる。
地方Aクラスの馬の共有オーナーだぜ!(ドヤ)
中央重賞馬一口持ってるぜ!(ドヤ)
だと確実に後者の方がすげーってなる笑
4,いつどこで楽しむか
一口馬主<地方共有馬主
中央競馬は土日の平日の昼、どこの競馬場に出走するかわからない。
地方競馬は平日。南関東はしごおわの夜。ほぼほぼ所属している競馬場で走る。
もちろん仕事の形態にもよるが、個人的に地方共有オーナーの最大の魅力は地元で気軽に応援に行ける点だと思っている。しかもオーナーとして笑
南関東限定ではあるが、しごおわに共有仲間とビールを飲みながら自分の馬を応援する!これが最高!
5,レースの出走数
一口馬主<地方共有馬主
中央競馬は使う先生で3ヶ月に2回くらい。特に40口クラブはレースに使わない。
地方競馬は基本月1回はレースに使う。
単純に地方競馬の方が応援に行ける回数が増える!応援してナンボなのでここも魅力の一つ!
一口馬主のメリットデメリット
一口馬主のメリット
・賞金が高いため大きい回収が見込める
・馬の知名度が高いためたくさんの人から応援してもらえる
一口馬主のデメリット
・レースにあまり使ってくれない
・どこのレースに出るかわからないため応援に行きづらい(遠征費問題)
地方共有馬主のメリットデメリット
地方共有馬主のメリット
・気軽に馬に会いに行ける
・レースにたくさん使うのでたくさん応援できる
・しごおわに飲みながら競馬観戦(南関東限定)
地方共有馬主のデメリット
・馬代が回収に大きくヒットする
・地方馬主資格をとならければいけない(手続面倒)
・馬の知名度がなかなか上がらない
うまポイオーナーズはデメリットを消す!
最後は宣伝なのですが、要は地方共有馬主の良いところは思う存分応援できるところなのです!しかし、賞金が低いため回収が難しかったり、馬の知名度がなかなか上がらないなどのデメリットがある!
それを消すためにどうしたら良いのかを考えたのがうまポイオーナーズです。
賞金が低いため回収が難しい
ここについてはできるだけサラブレッドオークションや2歳のセリ(ブリーズアップセールやトレーニングセール)を活用してランニングを最大限抑えようと思っています!
また、将来的には自家生産に特化し、コストを抑えていこうと考えています!
馬の知名度が上がらない
うまポイオーナーズはファン一体型の応援サイト!さまざまなイベントやyoutubeなどの露出でファンの多い馬のオーナーになれるサイトを目指していきます!
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